「選挙カーで名前を連呼しているのをよく聞くけど、他に話すことないのかな？」
多くの有権者は選挙カーのルールについて、このように思っているのではないでしょうか？
また、あなたのような選挙に挑戦しようとしている候補者もまた、同じように考えたことがあるでしょう。
確かに、選挙カーで名前の連呼だけを聞いても、「なぜそれしかやらないの？」と思うのも自然なこと。
もっと政策や主義主張をマイクを通して有権者に伝えればいいのに・・・、と思うのも無理はありません。
ですが、この選挙カーにおける名前連呼は実は選挙運動のルールに沿ったものなのです。
今日は、選挙カーの名前連呼におけるルールについて書いていこうと思います。
この記事を読めば、選挙カーを選挙運動で活用しようとしているあなたのような候補者の手助けになるかと思います。
選挙カーの名前連呼はルールに沿ったものである
選挙カー運転中、立候補者が名前を何度も呼ぶいわゆる【名前連呼】行為ですが、これは選挙ルールに沿ったものなのです。
公職選挙法第１４１条で、「選挙運動のために使用される自動車の上においては、選挙運動をすることができない」と定められています。
ですが、例外として以下の行為は認められています。
- 停止した車の上で演説を行うこと
- 選挙運動のための連呼行為
ここでいう名前の連呼は、この②に該当し、選挙運動として認められているのです。
裏を返せば、走行中の選挙カーでは名前の連呼しかできない、という解釈にもなります。
このルールに沿って、候補者は自身の名前を連呼しながら選挙カーで選挙区を走り回っているということになるのです。
選挙カーで名前を連呼すると有権者につたわる【4つの認知】
一方で、選挙カーを走らせて名前の連呼をすることで、有権者にも影響を与えることができるのです。
選挙カーを走らせて名前の連呼をすることで、【4つの認知】を有権者に伝えることができるのです。
4つの認知とは、
- 選挙の認知
- 立候補の認知
- 政策・主張の認知
- 投票先決定の認知
のことを指します。
これにより、有権者に選挙の存在やあなたの立候補を伝えることができ、結果的に投票率や各得票数を上げることができるということなのです。
※）【4つの認知】については詳しくは以下の記事を参考にしてみてくださいね！
→【【初心者向け】選挙カーでの名前連呼の効果は【4つの認知】を上げること！】
選挙カーを停めて演説をすることで有権者との距離が縮まる
公職選挙法で認められている、【停止した車の上（前）で演説を行うこと】というルールは、候補者は必ず活用しましょう。
選挙カーの音響設備を使って、選挙区の要所々々で演説を行うことで、有権者とあなたのような候補者の距離をグッと縮めることができるのです。
立候補を表明した当初は、あなたと有権者との接点はほぼゼロといっていいでしょう。
友人知人がいるとしても、それだけの票数で当選が確実にはなりませんよね。
そこで、駅前やスーパーマーケットの前などで、選挙カーを停めて街頭演説をたくさんやります。
声を枯らしてもいいですし、身振り手振りで体全体で演説してもいいでしょう。
その熱意を何度も何度も選挙カーのスピーカーを通して有権者に伝え続けると、やがて有検者があなたを認知しはじめるのです。
さらに街頭演説を何度も続けると、やがて有権者が話しかけてくれたり、こちらから握手を求めると応じてくれるようになるのです。
いくらSNSなどでスマホの中でアピールしても、それだけでは効果は限定的。
やはり、実際に現場であなた自身をアピールすることで有権者に「この人にまかせてみようかな？」と思ってもらえるきっかけ作りができるのです。
なので、候補者はとにかくしつこいほど街頭演説を実施し、有権者との距離を縮める努力をするべきなのです。
そうすることで、投票率やあなたの獲得票数があがる可能性がUPするのです。
選挙カーは音響設備がしっかり整ったレンタカーを利用しよう
選挙カーを選挙運動で活用する時は、音響設備がしっかり整った選挙カーをレンタルするようにしましょう。
名前の連呼や街頭演説でも、肉声だけでは限界があります。
ここはやはり、しっかりとした音響設備が整った選挙カーをレンタルすることをおすすめします。
レンタルできる選挙カーの音響設備はしっかりと整備されていて、選挙カー走行中の名前の連呼や街頭演説の際の音量も申し分ありません。
こうした音響設備を自分たちで用意しようとすると、時間や費用がかかってしまい、特にあなたのような選挙初心者にとっては非常に高いハードルになってしまいます。
ここは、選挙カーレンタル会社に一任して、スピーカーやマイクなどの音響設備がはじめから全て揃った選挙カーをレンタルすれば安心です。
選挙カーレンタル以外のサービスを売りにしている会社もあるので、詳しくはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
まとめ
選挙カー走行中の名前連呼はルールに沿った選挙運動であることをしっかりと理解しておきましょう。
そして、とにかくしつこいほど選挙カーを使って街頭演説をして有権者にアピールしてください。
名前の連呼も、静音を保つべき学校や病院等は避けつつ、選挙区の隅から隅まで回りつつしっかりと実施しましょう。
選挙はいかに他の候補者よりも目立つか、というのが当選のコツ。
変に遠慮せず、選挙のルールを理解したうえで選挙カーを徹底的に活用して選挙運動を展開していきましょうね。
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