選挙戦において選挙カーは絶対に必要であるその理由｜選挙カーレンタル＆現役議員フルサポート！選挙サポート.com

選挙といえば選挙カーですね。

この選挙カーですが、近年では選挙カー自体を使用せずに選挙に挑む候補者も出てきています。

日本独自とも言えるこの選挙カーですが、実際のところ選挙候補者にとって必要なのでしょうか？

今回は、この疑問について述べていきたいと思います。

地方議員選挙において選挙カーは必要である

結論から言うと、選挙カーはとても重要な役割を担うため、選挙戦、特に地方議員選挙には必要であると断言できます。

選挙カーは選挙に立候補していることを効果的に有権者に知らせることができるツール

選挙カーは、該当選挙区にあなたが立候補していることを効果的に知らせることができます。

国政選挙では、大々的にTVや新聞などで選挙状況を報道しますよね。

それによって、有権者の皆さんには十分にその情報が届くようになります。

一方で、地方の選挙ではTVなどのマスコミが報道することは極めて稀。

さらに、市議会議員選挙や町村議会選挙では20名以上の立候補者が出馬することが一般的。

その中で、だれが候補者なのかを知らせるには、やはり選挙カーを使うのが効果的なのです。

具体的には、該当選挙区をくまなく周回する選挙カーを有権者が見聞きすることにより、

「〇〇さん（あなたのこと）という人が今回の選挙に出馬しているんだね」

とアピールすることができます。

まずこのマイク音声と選挙カーの看板にある候補者名によって、有権者にアピールすることができます。

選挙カーと選挙ポスターが一致することでさらに印象に残る

選挙カーだけでは、十分に有権者にあなたの名前と政治的思想をアピールするのは不十分でしょう。

そこで、選挙期間中に選挙区内に張り出される選挙ポスターが重要となります。

選挙カーで名前をアピールすることで、有権者は選挙区内の選挙ポスター掲示板に目が行くようになります。

そこで、実際にあなたのポスターがあることで、「この人（あなたのこと）があの選挙カーでアピールしていた人なんだ」と再認識するようになるのです。

【選挙カーによる名前アピール】＋【選挙ポスター】のW効果が選挙においては非常に大事となってくるのです。

論文でも選挙カーの重要性と効果は研究されている

また、選挙カーの効果や役割は、論文においても研究がされています。

「地方選挙における有権者の政治活動に関連する近接性の効果：空間統計を活用した兵庫県赤穂市長選挙の事例研究」によると、以下のような効果があったといいます。

無作為に選んだ有権者２千人に住所や投票先、各候補者の好感度などを尋ねる調査用紙を送付。約９００あった回答から、候補者の選挙活動がどのような影響を与えるのかを分析しました。

（中略）

その結果、選挙カーが自宅のそばまで来た人が、この候補者に投票した割合は平均の約２倍になったそうです。１キロ以上離れた場所の人の場合は、約６分の１にとどまりました。

また、以下のような仮説が立てられるとも論文著者は記しています。

「今回のデータを見ると、候補者が有権者に近づけば好感度が上がり、その結果投票に向かわせるとは言えないようです。好感度は上がらないのに、投票にはつながるのが興味深い」と三浦教授。

好感度よりも、有権者が候補者の名前を選挙カーを通じて繰り返し聞くことで、「熱心な政治家だ」と評価し、それが投票行動に結びついたのかもしれない、と推論していました。

参考：選挙カーの名前連呼って、本当に効果あるの？ ⇨教授が実際に研究してみた結果…

これによると、より一層選挙カーを選挙に使わない手はないと理解することができます。