候補者:「ウグイス嬢って何をするんですか?」
木山議員:「ウグイス嬢は、選挙カーに乗って候補者の名前を連呼したり、政策を紹介したりする人だよ。彼女たちの明るい声で有権者に候補者の存在をアピールして、投票を促す効果があるんだ。」
候補者:「ウグイス嬢の報酬も公費で支払えるんですか?」
木山議員:「残念ながら、公職選挙法ではウグイス嬢の報酬は公費で負担できないんだ。報酬は候補者自身が支払わなければならないけど、1日15,000円までと決められているよ。」
候補者:「他に公費負担で何が支給されるんですか?」
木山議員:「選挙カーのレンタルや運転手、ポスターやビラの印刷代、ハガキの切手代などが公費負担の対象だね。でも、ウグイス嬢の報酬は含まれていないから注意が必要だよ。」
候補者:「ウグイス嬢がいないとどうなるんですか?」
木山議員:「ウグイス嬢がいなくても大丈夫。候補者自身が選挙カーで名前を連呼したり、街頭演説をすることもできるし、男性スタッフに頼むこともできるよ。」
候補者:「名前連呼はどうやって行うんですか?」
木山議員:「名前連呼は録音してリピート再生することもできるよ。スマホやパソコンで簡単にできるし、選挙カーでの名前連呼は有権者に認知される効果が高いからぜひ活用してね。」
候補者:「ウグイス嬢が手配できないとどうしたらいいですか?」
木山議員:「心配しなくていいよ。公職選挙法の範囲内でアイデアを出して対応できる。SNSを活用したり、独自の選挙戦略を立てることで、有権者の心に残る選挙活動ができるんだ。」
※
「選挙では公費負担できる物があるって聞いたけど、ウグイス嬢への報酬も公費で負担できるのかな?」
こうした疑問を抱える人は多く、特にあなたのような選挙に初めて挑戦する人はよく迷ってしまいます。
選挙カーに乗って名前を連呼したり、街頭演説で司会や候補者のフォローをしてくれるウグイス嬢。
彼女たちの報酬ですが、残念ながら公費で負担することはできません。
今回は、ウグイス嬢の報酬や公費負担の可否について説明していきますね。
選挙公費負担制度の仕組み
まず、公費負担について大まかに説明しましょう。
選挙公費負担制度とは、選挙にかかる一部の費用を国や自治体が負担する仕組みです。
この制度の目的は、立候補者が自分のお金だけで選挙活動をするのが難しい場合でも、公平に選挙活動ができるようにすることです。
選挙公費負担制度がないと、選挙資金をたくさん持っている候補者がより効率よく選挙運動ができ、お金がない候補者は苦戦を強いられる、またはそもそも立候補する気にならない、といった事態になってしまいますね。
このような状態ですと、優秀な人材が「政治家になろう!」と思わなくなり、誰もが平等に政治家を志せる社会とは遠ざかってしまいます。
なので、選挙公費負担制度というものがある、というわけです。
ウグイス嬢の選挙活動での役割
ウグイス嬢とは、選挙カーに乗って候補者の名前を連呼したり、政策を紹介したりする人のことです。
彼女たちは明るい声で有権者に向けて候補者の名前を伝えたりして、候補者のアピールを助けます。
「〇〇をどうぞよろしくお願いいたします!」
と選挙期間中に街中を選挙カーで走行している光景をよく目にしますよね。
その選挙カーに乗ってマイクで話している女性が、ウグイス嬢です。
(ちなみに、男性の場合はカラスボーイと呼ばれます)
選挙活動において、ウグイス嬢の存在は非常に重要です。
彼女たちの声が有権者の心に響き、投票を促す効果があるからです。
選挙カーでの名前連呼は一定の投票促進効果があり、また4つの認知を有権者に伝えることができるのです。
詳しくはこちらの記事も読んでみてくださいね。
【初心者向け】選挙カーでの名前連呼の効果は【4つの認知】を上げること!
選挙カーに乗るウグイス嬢の報酬は公費では支払われない
ウグイス嬢の報酬ですが、公職選挙法では1日15,000円まで候補者から支払うことが認められています。
しかし、この15,000円は候補者自身が自腹でウグイス嬢に支払う場合の上限です。
公費負担、いわゆる選挙管理委員会からウグイス嬢へ報酬が支払われるということは認められていません。
選挙初心者の候補者は、「ウグイス嬢は公費負担で賄おう」と計画を立てがちですが、これはできません。
選挙のスタッフは原則としてはボランティアで賄うというのが国の認識です。
一方で、選挙運動員という非常に稀な業務において、もしも報酬を支払うならこれくらいまでにしてくださいね、と決められています。
その額が、ウグイス嬢の場合は15,000円/日なのです。
https://senkyo2win.com/archives/286
選挙準備で公費負担できるのは?
選挙に立候補する際、選挙管理委員会が公費負担で支給してくれるのは以下の項目です。
- 選挙カーのレンタル
- 選挙カーの運転手
- 選挙ポスターの印刷代
- 選挙ビラの印刷、作成代
- 選挙ハガキの切手代(ハガキ作成費は実費)
車上運動員、いわゆるウグイス嬢への報酬は公費負担では支給されません。
候補者の中には友人や知人、奥さんなどに依頼してボランティアでウグイス嬢をやってもらうという人も少なくないのです。
なお、選挙カーの公費負担に関する記事はこちらを参考にしてみてくださいね↓。
選挙カーをレンタルする時の公費申請書類について詳しく解説します
選挙カーに乗るウグイス嬢がいない場合は?
そもそも、ウグイス嬢は必ず手配しなければならない、というわけではありません。
選挙のイメージとして、多くの人が「選挙に出る=ウグイス嬢が必ず陣営にいる」と思っているだけで、実際はウグイス嬢なしで選挙運動をする候補者もいますし、実際に当選している候補者も少なくないのです。
ウグイス嬢がいない場合、候補者が自ら選挙カーで名前の連呼をしたり、街頭演説をすれば問題ありません。
また、ウグイス嬢がいない場合は、男性スタッフにその代わりをお願いするのもいいでしょう。
選挙カーからの名前連呼や、街頭演説の際の候補者のフォローは、女性じゃなければだめということではありません。
なので、選挙に初めて挑戦する候補者は、ウグイス嬢がいない!と慌てる必要はないので安心していいのです。
https://senkyo2win.com/archives/286
選挙カーからの名前連呼は録音でリピート再生してもいい
選挙カーからの名前連呼は、人間が直接マイクで実施しなければならない、という決まりはありません。
前もって候補者の名前を録音し、それを選挙カーのスピーカーに繋いで流す方法もあります。
いまはスマホやパソコンなどで、リピート再生をすれば名前の連呼は可能ですよね。
選挙カーからの名前連呼は、一定の投票行動促進効果があるので、候補者はなるべく実施したほうがいいでしょう。
また、選挙カーの走行や名前連呼は4つの認知を有権者に伝えることができるので、候補者のあなたは選挙戦略の中に積極的に取り入れたほうがいいでしょう。
https://senkyo2win.com/archives/257
アイデア次第でなんとかなるのが選挙
ウグイス嬢が手配できない、またはウグイス嬢の報酬は公費負担できない、と慌てたり失望することはありません。
公職選挙法の範囲内で、アイデア次第でいくらでもカバーすることは可能です。
むしろ、お金をなるべくかけないで選挙を戦い、当選した時の喜びは格別です。
また、従来の選挙や有権者が思い描いている選挙のイメージとは違う、アイデア満載のあなたなりの選挙を戦った方が、有権者の心にも残ります。
いまでは、SNSも発達し有権者へのアピール方法は数多くあります。
動画を駆使して、選挙運動や街頭演説を拡散している候補者も増えてきています。
また、選挙カーを活用しながら、候補者自身は自転車で選挙区を回ってアピールする方法もかなり浸透してきています。
ウグイス嬢の手配の有無だけでは、選挙の結果はそこまで影響なくなってきているのが令和の選挙の特徴と言えるでしょう。
なので、ウグイス嬢の手配ができなくても、安心して選挙戦を戦うことは十分可能なのです。
あわせて読みたい
→【新聞広告よりも選挙カーで街頭演説した方がアピールできる!」】
さいごに
選挙カーに乗るウグイス嬢への報酬は公費負担ではできません。
この事実を踏まえたうえで、あなたなりの選挙の準備をしていきましょう。
選挙カー自体はあったほうがいいですが、ウグイス嬢の手配等で悩んだり迷ったりする必要はありません。
あなたの情熱や本気度があれば、いくらでも有権者にアピールすることは可能ですし、当選するのも夢ではないのです。
ウグイス嬢に関する正しい知識を把握したうえで、万全の体制で選挙期間を戦っていきましょうね。
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