「選挙を迎えるにあたって新聞広告を出そうかどうか迷っているんだよなぁ」
あなたのような選挙にはじめて出馬する候補者は、広告に関して判断基準が定まっていないがためにこのような悩みをかかえがち。
確かに、新聞はTVと並んで大きなメディアですので、アピールできる度合いも大きいのでは？と思いますよね。
ですが、市議会議員選挙や町村議会選挙では新聞広告を出すことはオススメしません。
それよりも、選挙カーをレンタルして街頭演説をたくさん実施したほうがアピールにつながります。
詳しく見ていきましょう。
新聞広告を出すよりも選挙カーで街頭演説をしたほうがいい
選挙期間中は新聞広告を出すよりも選挙カーで街頭演説をたくさんしましょう。
選挙が始まると、新聞にも候補者の広告が出るようになります。
特に、国政選挙では選挙期間が長い上に資金も潤沢にあるので、あらゆる媒体を使って候補者をアピールします。
ですが、掲載の効果（有権者に届いているかどうか）がいまいちはっきりしない、というのが新聞広告のデメリットの一つでしょう。
それよりも、効果を肌で感じられる街頭演説をたくさんしたほうが、特に地方選挙の場合は効果的です。
選挙カーに乗って選挙区のあらゆる場所で街頭演説をすると、4つの認知が有権者に広がっていきます。
こちらの記事でも書きましたが、選挙カーを活用することで選挙における4つの認知が有権者には伝わっていきます。
新聞広告は、「そういえばこの人は候補者なんだなぁ」くらいの刷り込み効果はあるものの、それ以上の熱意やエネルギー、当選にかける思いなどはなかなか伝わりません。
一方で、街頭演説ではあなたという候補者の人となり、そして主張や政策をダイレクトに有権者に伝えることができますよね。
それにより、選挙の投票時にあなたへ投票してくれる確率が増えていくのです。
新聞はいまや購読者数が減っている媒体
新聞という媒体は、かつては社会を動かすほどの影響力のあるものでした。
ですが、その影響力というのはだんだんと下がってきていると言わざるを得ません。
実際、新聞の購読者数というのは年々下降傾向にあります。
その新聞に広告を掲載することは現代の選挙、特に地方選挙においては効果は期待できないでしょう。
新聞広告は国政選挙や知事選など規模の大きい選挙では有効かも
立候補者の新聞広告掲載は、国政選挙や知事選では有効かもしれません。
選挙ポスター、SNS、TV報道で立候補者のアピールを続けながら、さらに新聞広告でもアピールしていけば、刷り込み効果という面では期待できるでしょう。
一方で、新聞広告は無料ではなく、はやりなかなかのコストがかかります。
そのコストに見合った効果が確実に得られるかどうかが、なかなか見えづらいのが新聞広告のデメリット。
むしろ、SNSなどのインターネット上に候補者が設立した政治団体等の広告を掲載したほうがインプレッション数などが確認できるので効果的です。
費用対効果の分析も、新聞広告よりネット広告のほうが精度が高いと言われています。
こうした面からも、新聞広告は地方議員の選挙においては効果は期待できないでしょう。
地方選挙の候補者は広告よりも街頭演説に力をいれよう
地方選挙の候補者は、新聞広告等の広告宣伝もいいですがやはり街頭演説に力をいれたほうがいいでしょう。
選挙カーに乗って選挙区を周り、一人でも多くの有権者に会って握手をしてその本気度を伝えたほうが効果的です。
街頭演説は、あなたの熱意やエネルギー、そして立候補しているという事実が直接有権者に伝わります。
これまで様々な選挙に関わってきましたが、当選している議員は例外なく街頭演説をたくさん実施しています。
声を枯らす候補者もいれば、雨の中ズブ濡れになりながら演説する候補者もいます。
街頭演説は非常にハードです。
ですが、そのハードさに裏打ちされた集票の効果が期待できます。
新聞広告は有料ですが、街頭演説自体にはお金はほどんどかかりません。
本気で当選を狙うなら、やはり街頭演説に力を入れたほうがいいでしょう。
街頭演説をするなら選挙カーをレンタルしておこう
街頭演説をするなら、選挙カーをレンタルしておくことは必須となります。
選挙カーの活用においては、下記の記事にあるように走行中に名前の連呼をすることで一定の効果があるといわれています。
街頭演説をする際も、しっかりとした音響設備で有権者にアピールしたほうがその効果が期待できます。
選挙カーはレンタル費用を公費で負担できる制度があります。
※）選挙カーレンタルの申請書類に関してはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
→【選挙カーをレンタルする時の公費申請書類について詳しく解説します】
適正な価格で選挙カーをレンタルし、選挙期間中は街頭演説を一生懸命頑張りましょう。
まとめ
地方選挙において新聞広告を掲載するのはあまりオススメできません。
地方選挙の候補者は選挙準備資金が潤沢にある人はまれ。
むしろ、なるべく少ない予算で選挙を戦っていこうという候補者のほうが多いくらいです。
効果がハッキリ見えない新聞広告よりも、街頭演説に力を入れたほうが当選確率は上がります。
「選挙期間中に新聞広告を出そうかな？」と少しでも迷っている候補者は、ここではっきりと不要と判断し、その分街頭演説にパワーを注ぎ込みましょう。
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